あなたが良いと思った行動は、
相手にとって不快な行動かも?|お名付け 開運堂
誰しも性格によって教え方やコミュニケーションの癖があります。
コミュニケーションがうまくいかない相手は、あなたとは違うコミュニケーションの癖があるのです。
あなたが良いと思った行動は、相手にとって不快な行動である可能性もあります。
なので、まず自分の癖を知り、相手に合わせて癖を変えるという手法が必要になります。
優れた上司やマネージャーは人材を育てることに長けています。
人材を育てるには、適度な負荷を与えること。
所属しているチームにとって何の利益がない仕事だと、だれも一生懸命にはなれません。
だから『勉強のための勉強』はまったく意味がないのです。
仕事にはある程度の負担が必要です。
いつまでに、このような手順でこのように仕上げなさいと、具体的な目標を決めるのです。
チームが取り組んでいる仕事の一部を、能力に合わせて期間を決めて与えます。
失敗を先読みができるマネージャーは会社に大きく貢献します。
失敗を想定し、細かく注意してやらせます。
人材教育には、失敗したらプロジェクトは消滅するという緊張感が必要なのです。
もちろん、ほんとうに失敗されてはチーム全体が困るから、周囲も無視せずに
気にしてくれるでしょう。
期待されるから責任を感じるのです。
責任を感じて仕事をする、それが育成に求められる要素。
能力に合わせて目標を与え、期待に答えて責任を果すプロセスを体得させるわけです。
人は目的を達成すると、達成した喜びと同時に、責任を果した喜びを感じるのです。
帰属意識と責任感が生まれ、果すべき役割が見えてきます。
自分の役割を果すために努力と準備をするようになるでしょう。
自発的に文献を調べ、資料を読んで情報を集め、報告・連絡・相談しながら指導を仰ぐ、これが自己啓発の要です。
これを指導できる上司のもとには発展と循環が生まれます。
発展と循環がある組織は活力に溢れ、それが外から見ても分かります。
どんな組織でも最初は小さかったんです。
規模が小さく知名度が低いころは良い人材は集められません。
人は城であり、人は石垣です。
人は褒められることで、集団における自身の存在を確認することができるのです。
褒められて嬉しくなり、気分がハイになるのです。
褒めてくれる職場は楽しい空間だから、つねに行きたくなります。
楽しく行きたい場所でなければその会社は発展しません。
よく『飴と鞭』といわれますが、鞭から想像できる苦痛は耐えがたいはず。
人材には鞭打つのではなく目標を示すのです。
この意味で、鞭は『無知』に通じます。
すると飴も『雨』になってしまいます。
あなたの職場が『雨と無知』だったらやはり行きたくないですよね。
とにかく、人材育成はとても難しい。
冒頭で書いたように性格によって教え方やコミュニケーションの癖があるから。
コミュニケーションがうまくいかない相手は、コミュニケーションの癖が違うのです。
じぶんが良いと思った行動は、相手にとって不快なのかもしれないという感覚を忘れずに、積極的にコミュニケーションをとる勇気が必要です。
ヴィジュアルネーム「お名付け 開運堂」より