なぜ死の瞬間に思ったことが 次の人生に影響するのか?❘お名付け 開運堂
人間の心は、常に移り変わっていき、とらえどころがありません。
それはまるで川を流れる水のように、地形や天候によって、あらゆる形に変化し続けます。
誰かの発する一言で、それまで落ち込んでいた心が一瞬で明るくなる。
それとは逆に、楽しい気分だったのが、傷つくことを言われて急にふさぎ込んでしまう。
そんな経験があるはずです。
ヴィジュアルネーム「お名付け 開運堂」より
人の想いや感情が、未来の出来事に関わる…
なにを思い、どう捉えるか。
かつて2500年の大昔、そんな人間の心の動きに注目して、徹底的に研究した人物がいました。
それが、お釈迦さま。
言うまでもありませんね、仏教の開祖ゴータマ・ブッダです。
仏教には『輪廻転生』という考え方があります。
「りんね・てんしょう」と読みます。
簡単にいうと、生まれ変わりのこと。
『前世』とか『来世』という概念です。
日本人が前世について語るとき、中世ヨーロッパの貴族とか、アラブのお姫様とか、古代中国の王、戦国時代の武将、しがない農民…
これって全部、地位や身分ですよね。
仏教がいう前世・来世は、ちょっと違うんです。
人が命絶えるときに想ったことやそのとき湧き上がった感情が次の人生に持ち越されると考えるわけです。
つまり、地位や身分ではなく《心の動き》に注目している。
では、どうして死の瞬間に思ったことが、次の人生に影響するでしょうか。
物理でいう【慣性の法則】と同じ原理です。
動いているモノに力が加わらなければそのまま動き続けるこれが『慣性の法則』です。
地上では空気による摩擦や重力があるので、モノを動かしても途中で止まってしまいます。
でも、空気抵抗や重力のない宇宙空間でモノを投げるとどうでしょう。
障害物にぶつかったり、重力に引っ張られない限り、どこまでも飛んでいきます。
人の想いや感情もそれと同じなんだと、釈迦は教えているわけです。
つまり、いま現在の自分の想いや感情は未来の心理状態に直結しているということ。
人の心理を的確に映すタロット占いの結果も、そうした心の流れをわかりやすく表しているわけです。
絶えず変化する心を、瞬間で切り取るのがタロット。
その手法は、《心の静止画》と言えます。
そこに現れているのは、現在の自分の心理がどういう軌道を描いて未来に流れていくか。
それは、言うなれば心の軌道予想図です。