若者だけでなく一般の大人も 《縦軸》を苦手と感じる|お名付け 開運堂

報連相

若者だけでなく一般の大人も 《縦軸》を苦手と感じる❘お名付け 開運堂

チームプレイの基本事項で、社会人としての常識に《報告・連絡・相談》という三原則があります。

通称「ほうれんそう」。

業務を円滑に運ぶためのものですがうまくできない職場が多いのも事実です。

とくに若年層は【報・連・相】を苦手とする人が多い。

極論を言いますね。
そもそも、「報・連・相ができる若者なんていない!」
と、わたしは考えているんです。

いや、若者だけではありません。
大人だって、できない人が多いんです。

ですから、「そんなこともできないのか!」「社会の常識だぞ!」

と声を荒げたところで、反感が募るだけで改善されません。

まずはやったことのない若者と同じレベルに目線を下げること。そして、なぜ若手は報・連・相ができないのか?という理由を明確に認識しましょう。

それは彼らが、親や教師・上司といった目上とのコミュニケーション、つまり《縦軸》を苦手と感じてしまうからです。

逆に、友人や同僚といった目線が似ている立場の人とはまぁ円滑に意志の疎通ができます。これが《横軸の関係》ですね。

そもそも友人と上司では《縦と横の違い》があるのです。

四柱推命や紫微斗数など中国の占星術では、【目上と目下】【目線の同じ人物】
これらの関係は別軸であり、それぞれ別のコミュニケーション能力だと考えます。

これは「誰との関係性か」ではなく「どのコミュニティとの関係性か」をみるからです。

コミュニティとは何かというと、「同じ目的意識をもった同志」
の集まりです。

つまり若い年代は誰しも、目的意識や価値観の違う人々と関係を結ぶコツが解らないんです。

会社でいうと、【制作と営業】【経理と人事】【上司と部下】【社長と従業員】
などが、相反する関係とされています。

立場が違うと価値観や目的意識が違うと判断してしまうんですね。

ですから,お互いが「自分には関係のないこと」だと勘違いしてしまう。

なので、自然と【ほうれんそう】をしなくなるわけです。

そんな彼らにほうれんそうを実行させて、円滑なやりとりをさせるには、
まず彼らの意識を根本から変える必要があります。

みんな会社という一隻の船に乗って同じ目的地を目指す仲間なんだよ。
という共通認識を知覚してもらうことです。

【ほうれんそう】なんていう略語をいくら声高に叫んでみても、意味がないんです。大切なのは「手段」ではなく『目的意識』です。

なんのための「ほうれんそう」なのかそれが、君にとってどんなメリットがあるのかこれを説明してあげるのです。

そのために、まず上司や社長が率先して、部下に報・連・相をするわけです。

「こんなプロジェクト考えたけど、うまくいくと思う?」「君だったらどうする?」という感じで、相談するように聞くわけです。

これが《縦軸の関係性》です。

もちろん解答に期待などしてはいけません。

浅くて生意気な回答が返ってくることを覚悟して腹を立ててはいけません。
相手は未熟なのでしょうがないのです。

でも、相談された従業員は、ちょっと嬉しく思うはずです。

これを根気よく何度か繰り返すと、彼らも徐々にですが相談してくるようになります。
こうやって価値観を共有させるわけです。
価値観が揃えば、同じコミュニティに属する仲間になれます。
すると、少しずつ意思の疎通が円滑になって、

報・連・相がいかに重要か気づくというわけです。

最初は、みんな未熟なんです。
できなくて当然だし、知らなくて当たり前。

それをできるようサポートするのが上司の仕事なんです。

ヴィジュアルネーム「お名付け 開運堂」より

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